初陽のHAPPY DIARY! 初めての講義は、わんこそばの味

2014-04-13

★現役受講生が発信する、山村教室の紹介記事。書き手はキビナゴ初陽の2人。不定期連載です★

こんにちは。山村教室の新入り、安地 初陽(あんじ はつひ)です!

春は新生活を迎えた人たちで、街もどことなく活気に包まれますねえ。
今回から、HAPPY レポート改め、HAPPY DIARYにしました。
いや、レポートっていうよりわたしの場合、単なるつぶやきだなと思いまして……。

さて、前回は「いろは会」でいきなりTKOを喰らい、小説の世界の底知れない広さに「天竺、遥かなり……」と、遠き彼の地に思いを馳せておりましたが、その傷も癒えぬまま、初めての講義に出ることになりました。

山村教室の講義は、通常18:05から始まります。
15分ほど前に教室に伺うと、幹事の方が優しく段取りを教えてくださいました。
まず、入口にある名簿の自分の欄に○をつけ、席は自由。
ただし、その日の講評対象の方が前方2列に座ります。そして名簿のそばには、色とりどりアメやチョコレートの入った小さな籠が……。
かわいい演出だなあと横目に見ながら、おどおどと席に着きました。

いろは会の時に渡された分厚いテキストには、先輩たちの小説がぎっしり掲載されています。
1回の講義で講評される作品は、約8~10本くらい。
わたしは50枚でひいひい言っていたのに、タイトルの下に(5)とか書いてある作品もあります。
1回の掲載分だけでも既に60枚、ということは、その5倍! 更に「次回に続く」とあって、「ヒャーッ!」と倒れそうになりました。
まず、みなさんの創作のスタミナに驚くばかり。
そして、そのまま雑誌に載っていても違和感がないなあと思う作品もありました。

だから、初めての講義、超~恐ろしかったです。
例えれば、ボクシングの猛者たちの中で独り、大きな練習用グローブをつけた初心者として座っているわけですから。
心なしか、ワセリンの香りが漂ってくるような気までして、周りが皆、「力○徹」に見えてきます。
でも、ここで挫けちゃいけない。立て! 立つんだ! 初陽!

講義が始まると、山口先生が実に効率よく、また解りやすく説明してくださいます。
いかに自分が、漫然と小説を読んでいたのかが解りました。
小さな部分に光を当てたり、また強弱をつけることで、メリハリのある話となったり……。
先生のご指摘で、作品の色ががらりと変わります。
小説を読むのは好きなのですが、プロになるためには、楽しいだけの読書体験ではだめだと痛感しました。
一言でいえば、小説にはいくつもの企みが必要だということ。
本当に細かい点まで、ご指導いただけます。

途中で1回、1時間半経ったところで10分の休憩が入るのですが、その頃にはもう、ぐったりです。
覚えるべき事ばかりがノンストップで容赦なく、これでもかとばかり脳内に入ってくるのですから。

まさに「小説わんこそば」。

本当のわんこそばは、満腹になったら蓋を閉めることができますが、山口先生手打ちの「小説わんこそば」は、満腹にならないんですよ。
どれも貴重な知識なので、頭が疲れて飽和状態になっていても、もっと、もっと食べないと! という気にさせられます。
もちろん、周りのチャンピオン・ボクサーたちも、減量なんてしていません。
力○徹のくせに、ばくばく食べている感じが伝わります。
入口にあったお菓子、かわいい演出なんかではなく、実は脳を使うので糖分補給のために置いてあったんですね。

講義が終わった頃には、わたしはまさに、「……燃えつきた……まっ白な灰に……」という状態。
それでも一応、誘われるままに二次会(居酒屋)に行きました。
そうしたら、本日作品を講評された方々が、そして講評対象外の方々まで、先生を囲んでいろいろ質問していらっしゃる。
「まだ食べるのか! わんこそば!!」

講義だけで真っ白な灰になっているなんて、甘かったぜ、とっつあん!
明日のために、打つべし! いや、書くべし! と思ったのでした。
See you next time!


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