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近況

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創作ノートとまではいかないけれど、思いついたキーワードをちょこちょこメモする手帳がある。

他の人が見ても「なんのこっちゃ」と首をかしげるくらい、つながりのない言葉の羅列だ。

たまに自分で見ても分からない。

「さよならヴァギナ」

って、いったいどういう話に発展させるつもりだ!

おそらくめちゃめちゃ眠かったかべろんべろんに酔っぱらっていた時かに書いたのだろうが、

その時自分がいた境地が分からん。

性転換の話か????

 

それはさておき、受賞後第一作が「掲載可能レベルに達した」とのご連絡をいただいた。

何度目の書き直しだったかいちいち数えていないから把握しとらんが、ちょっぴり苦労が報われた感。

でも、何月号に掲載かはまだ分からない。

ど新人のためにページを割くって大変なことなのだなぁ、と改めて実感。

年度内には載るんじゃないかということだ。

どなたか、原稿落としてくれないかしらん。(オイ!)

いやまぁ、半分冗談ですが。(半分かよ!)

掲載はいつかしらとドキドキしつつ待ちます。

 

さて、今発売中の公募ガイド2月号、「賞と顔」というコーナーでワタクシ、ありがたいことに一ページ丸々をいただいております。

ひきつった妙な顔をしているので、笑ってやってください。

先週金曜日から夕刊フジでコラム連載も始まりました。

女王様のお仕事にちょろっと絡めた内容なので、クソ偉そうな写真。

なんじゃこの上から目線は、とドン引きしてください。

これやるとテッパンで写真写りよくなるよ、というテクニック、募集中。

 

来週には、引っ越しも控えていたりする。

部屋が広くなるので、書斎が作れるかも。それがとにかく嬉しい。

新年早々、公私ともにいろんな変化があるなぁ。

今年はいいことありそな予感。(根拠ナシ)

「さよならヴァギナ」も、出版されるかもしれません。(書くのかよ!)

 

 

 

 

どうもこんにちは。

インフルKIKUです。

ええワタクシ、インフルエンザにかかってしまいました。

予防接種を受けに行こうと思っていた矢先に……ついてないです。

一時は「あの最後の一葉が落ちた時は……」と口走るほどとち狂っていたものの、ウワサのタミフルのおかげで熱はばんばんに下がりました。もう大丈夫です。

ウィルスはまだ体の中にウヨウヨいるはずなので、自宅謹慎をしておらねばならんのですけどね。

ちょうどよいので、小説をしこたま書くことにします。

まだ本調子ではないようで、ちょっと動くと動悸息切れがするけれど、座ってパソパソしてるぶんには問題なかろう。

がんばろっと。

 

ところで、40度近い熱を出して病院を訪れた私は、お医者さんに「インフルエンザですね」と診断され、

「お薬ですが、タミフルと吸引式のものと、どちらにされますか。以前話題になったタミフルに抵抗があるのであれば、吸引式にされては」

と聞かれたので、すぐさま答えました。

「タミフルお願いします!」

だって、試してみたかったんだもん。

大人では異常行動は出ないとはいえ、子供に影響があるくらいだから変な夢とか見るかもしらんでしょ。

高熱出しながらも抑えきれん好奇心。

でも、まったく何ともありませんでした。

大人ならタミフルはむしろよく効くいいお薬です。

 

すでに巷では流行りだして、学級閉鎖も出てるみたいですね。

みなさんも予防接種に行くなどして、充分気をつけてくださいませ。

労働の後のビールがウマい。

この苦味があれかね、浮世のしがらみをしみじみと噛みしめさせてくれるんかねぇ。

それが炭酸の清涼感で流されて、ん~スッキリ。

 

先日の日記でも触れた、10日までという書き直しの原稿が、ついさっき書きあがったのだ。

ギリギリ? いいよね、約束破ってないもん。

で、さっそくビールをプシュッ♪♪♪

あんまり寝てないから回るわ~。

そんなわけで、文章がよれているのはご容赦を。

 

丸っと書き直しを命じられてから毎日毎日パソコンの前に座っていたのに、ちっとも進まなくって大変だった。

編集者さんに「こういう感じにしてみては」と提案された設定をなかなか自分のものにできず、こねくり回してひっくり返して、頭の中はしっちゃかめっちゃか。

結局時間がないから見切り発車で書き始める。

 

8日土曜日の時点で、50枚中15枚。そこでようやく設定が見えてきた。

その状態で山村教室に行って、「ちっともできねぇや~」とヘラヘラしていたら、「それで笑ってられるからアンタはエラいよ」と、変なところで褒められる。

なにごとも、笑い飛ばしてりゃ何とかなるもんですよ。

 

9日日曜日、30枚まで書いてようやくストーリーが見えてきた。

お~、これこういう話だったのか~、と自分でもびっくり。その後は、かなり楽だった。

 

追い詰められなきゃ何も出てこないという傾向が、最近ますますひどくなっている気がする。

ちゃんと青写真作って書いていけるように練習しないと。

だって、この先どうなるか一切分からずに書き進めるのって、しんどいんだもの。

 

でも、今回で確信した。

私、追い詰められるのが好きなんだ。

ランナーズハイとか、パンチドランカーとかの気持ちがちょっと分かる気がする。

きっとドーパミン的なものがバシャバシャ(?)出てるのでしょう。

それが作品の出来につながってくれればいいのだが、まったくつながりません。

 

ちなみにこの三日間、ちょっとは頭よくならんかねと思ってサバばっかり食っていた。

今さら遅いけどね。

でも中には驚異的DHAを持ったサバがいるかもしれんやん。

イワシの頭も信心から。でもサバは切り身だから頭がない。

次は、丸ごと買ってきてさばこうかな。

 

さて、きっとまた手直しが帰ってくるだろうから、今日のところは酔っ払って爆睡しよう。

みなさま、そして小説の神様、おやすみなさい。

お昼に、オール讀物の担当編集者Ⅰさんと打ち合わせ。

お渡ししていた原稿、頭っから書き直し。設定詰め直し。

「二週間でできますか」

の問いに、

「はい、充分です」

と答えてしまったため、

「じゃ、縮めましょう。10日まで」

とっても優しい笑顔でⅠさんそうおっしゃった。

 

愛のムチ……だろう、たぶん。

整体に通いつつ頑張ろう。

 

その後、においにつられて一人でうなぎ屋へ。

スタミナつけないかんもんね、とちょっと奮発。

自分を甘やかすのが大好きさ。

でも残念ながら、あまり旨くはなかった。

 

ただいま発売中の「オール讀物11月号」に載っている私の受賞作「虫のいどころ」(宣伝宣伝♪)に、目黒の寄生虫館が出てくる。

私は実際に、あそこに行った帰りにうなぎを食った。

もちろん一緒に行った友人からは「どういう神経?」となじられる。

でもそいつも結局食っていた。

 

関西人なのでたいていの食べ物は関西風が好みだが、うなぎに関しては関東風が好きである。

 

新記録!

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一昨日、久し振りにまる一日何の予定もなかった。
だから書いた。もうすぐ山村教室の第三期テキスト原稿の締め切りがやってくるし。
で、すごいことになった。
なんと、一日の執筆枚数が60枚!(四百字詰め原稿用紙換算)
夕方四時〜朝の四時まで十二時間、ほとんどノンストップで。
夕飯も、りんごとバナナを台所で立ったままで食べただけで終えた。
恐るべき集中力とスピード。
なにかに憑かれていたとしか思えないんですけど!

短編一本、書きとおしちゃったよ。
よっぽどこの物語は、私に書かれたかったんだろうなぁ。
だけどまだ、怖くて読み返してない。
正気を失って書いたから(ほとんど自動書記だった…)、冷静になって読むとえらいことになってるかもしらん。
真夜中に書いた手紙を朝破るのと同じでさ。

これから推敲に入るけども、筆が滑った分、いつもよりずっとずっと念入りにしないといけないことだろう。
それにしても気持ちよかったなぁ、憑き物状態。
山ごもり効果かしらん?

坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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