出して来た。

何を?

小説を。

どこに?
 
小説すばる新人賞さっ!!!!!

やったぜっ。出してやったぜっ。
はぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜。疲れたっ!!!

一時期はもう無理かと諦めかけ、でもここでやめたら女がすたる! とわけの分からん気合の入れ方をし、頭皮から悪臭放ちながらガンバリました!
初の、300枚超えっ! くうぅぅぅぅぅ〜〜〜〜(感動を噛みしめてる)

321枚という、キレーに尻すぼみな数字で脱稿いたしました。
結果はどうあれ、とにかく長編書く! というのが目標だったので、とりあえず達成。

最近、小説書くのが辛くって辛くって辛くってしょうがなかったんだけど、後半から、楽しさを思い出してきました。
実はプロットを、前半部分しか作ってなかったんですよね〜。でもプロットのなくなった後半、ああコイツだったらこう動くなって感じで物語が進んでいって、私自身「どうなるの、どうなるの」と思いながら書いていたので、そのせいかしら。

コイツをこういうふうに動かさなきゃとか、この辺であの伏線うまく入れ込まなきゃとか、ごちゃごちゃ考えて書いてたらダメなんだ、私の場合。
よし、もうプロットなんて作んない! (オイ!!!!)

そうだ、昔は出だしと終わり考えただけで書いてたもんな。
しかもその時代の作品の方が、評価高いもんな。
やっぱり、自分に向かないことはするもんじゃない。
特に私のごとき感覚的人間はね。

ところで今、風邪っぴきで頭痛がします。
微熱があるようで、郵便局では斜めに傾きながら宛名書いてました。
ここ数日、床に寝ていたせいでしょう。
臥薪嘗胆の故事にならい、作品が仕上がるまでは硬い床の上に寝る!
と、決めたわけではなく、書いてるうちに床に倒れこんで寝ちまうからです。
そら、風邪ひくわなっ!

やることやったのでもう寝てしまえばいいのだが、郵便局帰りにドラックストアに寄って、先ほど風邪薬をリポDで流し込んだせいで、変に覚醒してしまいました。
ゆえにこれを書いております。
終わった! と実感したくて、床に散乱してた資料も片付けたぞっ。
早く寝ろよ……。風邪治せよ……。

そんな感じで体調悪いんだけどさ、「小すば」って郵送やん?
最近できた賞だと、ホームページにフォーマットがあってそれに添付してポン、で応募できたりするんだけど、そうやないやん?
フラフラ、ゼーゼー言いながら、「めんどくせぇよ〜。メール応募にしろよ〜」と文句たれつつプリントアウトして、印刷ミスとかページ数の漏れないかとか確認し、小分けにしながらパンチで穴を空け、小分けにした時にページの並びが狂ったりしてないかもう一度確認し、「あ〜しんどいってばよ〜」と、右肩を紐で縛った瞬間、
キュッ。
って、気持ちも引き締まった。

それまでただ印刷された紙の束だったものが、私の「作品」に変わった一瞬

なんだか、感慨深いものがありました。

さてと。目がトロトロしてきたのでそろそろ寝ます。
脳内でアメリカまで行っちゃったから、ヘロヘロなんだ。
小説の舞台が、最終的にニューヨークになっちゃうんだよね。
脳内で見た自由の女神は、ニューヨーク湾挟んでたからちっちゃかったです。

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お疲れ様でした。 そして風邪大丈夫ですか?今日は特に寒かったし、、、、、

僕も大きな手術や学会とかが終わったあと、体は疲れてても、やたらハイで、大酒喰らってもなかなか自分を寝かしつけないことあります。。。

Kiku先生の大事なお体あっての創作活動。仕事不義理されても、どうぞゆっくり休まれて、お風邪治してください。

>kazu
本当に不義理しちゃった。ごめん〜〜〜〜!!
「にんにくの力」とお薬で、かなり元気になりました。
いやはや、まっこと申し訳ない。

私も出しました。「小説すばる新人賞」

梗概書くのに3日以上かかりました。

ちなみに、私の作品は30字×40行で156枚印刷でした。

右端を束ねている間、感慨にふけっていました。

封筒に入れる瞬間はどきどきしました。

神棚に上げてイザ投函。郵便局の人の珍しい物をみる顔が思い出せます。

あとは祈るだけです。

とりあえず、次回作は5月くらいから書こうかなと思ってます。
kikuさんもこれからも頑張ってください。

>エセ・カリスマさん
お疲れさまでした!
梗概に三日!!!
私、ぜんっぜんそんなに日にちの余裕がありませんでした〜。
梗概は大事と知りつつも、せいぜい三十分くらいで書いてしまったのでは……。
今日、小説すばる編集部から受領ハガキが来てましたよ。
「すばる文学賞」の方は今年からハガキがないって聞いていたので、てっきりこちらもないもんだと思っておりました。

とりあえず、やることやったから、次! ですね。
お互い、がんばりましょう!

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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