先ほどから、いじめっ子人格の私が、私自身を責めさいなんできます。

「今日、オール讀物新人賞だっけ、あの締切日だったのよね」
「はい、そうです。今さっき郵便局に行って出してきました」
「全力をつくしたのかい?」
「もちろんです」
「嘘おっしゃい! 本当はあそことあそこ、ちょっと弱いなぁ〜と自分で分かってだじゃないか。でも他に思いつかないからまぁいいか、って妥協しなかったかい」
「うっ……」
「ほらごらん、この乳なし法一!」
「ち、乳な……。あんまりですぅ。事実なだけに」

こんな感じで一人で落ち込んでます。
でももう出しちゃったから〜今さら何言ってももう遅い〜。

とりあえずちょっと前に一作品出し、締め切り日の今日、もう一作品送りました。
ラストが二通りあって、最後までどっちにするか迷ってたのだ。

人に相談したら、「どちらがいい悪いではなく、好みの問題」ということだったので、んじゃ自分が本当に書きたかった方を選んだ。
もしかすると、ボツにしたやつに共感する読者の方がだんぜん多いかもしれない。
でもほら、編集者懇親会とかでも、「自分が本当に書きたいものを書け」とかアドバイスいただいたからさ、やっぱ己に正直に。
これで落選でも悔いはない……ことは絶対ないけど、まぁしょうがないやね。

私の子供たちがどこまで頑張れるか分からないが、健闘を祈る。
間違っても郵送ミスで届かんということだけはするなよ!

ところで郵便局に行くと、前のおっちゃんがA4サイズの封筒を持ってて、ちらりと「オール讀物」の文字が見えたよ。
なんか恥ずかしくなって、自分の封筒の宛名面を体に押し付けて隠した。
見ず知らずの人やけど、おっちゃんも頑張ったんやな。お疲れ!

でも、今年から推理と一本化でしょ。
推理の方は出したことないから知らないけど、「オール讀物新人賞」の方は毎年応募総数2000篇以上だったわけで、じゃあもしかすると今年は3000篇超える??
うわぁ……。
あ、またいじめっこ人格な私が出てきそう……。

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お疲れ様でした。
アップされるのは、いつかなと楽しみに見ていました。
二作も、送られるのは、すごいですね。

しかし、おっちゃんて、おいらのことか。
日本中のおっちゃんが、オール目指して頑張っているんずら。
目指せ!紀尾井町!! オー−−−−ッ津
坂井、遅れるなーーーー。
なんてね!

しかし、胸のない女の子ね。
おいらの後ろにいたかな。

ああ、あの聖子ちゃんのようなくぁいい女の子かな。
うん、あのこだ。
思わず歌いたくなってきた。

胸を取った私に
違う女(ひと)みたいと
あなたは少し照れたよう
前を歩いてく
綺麗だよとほんとは
言って欲しかった
あなたはいつも "ためらい" の
ヴェールの向こうね
フレッシュ フレッシュ フレッシュ
夏の扉を開けて
私をどこか連れていって
フレッシュ フレッシュ フレッシュ
夏は扉を開けて
裸の二人包んでくれる

>somulierさん
ええっと、黙殺でええかしら。
と、思ったんだが人生の先輩に対してそれはあまりにも失礼に当たるので、ひとこと。

ええかげんにしなさい。

今、私のスーパーウルトラ高速ツッコミのチョップがアナタの眉間を割りました(笑)

乳がんで胸を失っている方もいらっしゃいますから・・・・・・。

>えっと……さんへ
えっと……これは慰められているのか、諌められているのかどっちなんでしょう。
私のチチなしと乳がんの方は別に関係ないと思われますが。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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