授与式

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珍しく、二日連続更新です。

昨日書いたとおり、今日が「オール讀物」の発売日。

そして、賞の授与式もあったのです。

 

紀尾井町の文藝春秋ビルで、編集者の方々に囲まれトロフィーと金の懐中時計を授与していただきました。

文芸編集局長さん曰く、
「メダルだったら、銀から金を目指すところですが、あなたたちは金から銀を目指してください」

えっ? と聞き返してしまいましたが、直木賞の副賞が銀時計であるからだそうです。

うん、目標は高いほうがいいですよね。

でもその前に、まずは本を一冊。

そしてさらにその前に、デビューより難しいとも言われる受賞後第一作掲載に向けて、頑張るぞ!

 

同時受賞の柚木さんにも初めてお会いしました。

すごくお会いしたかったんです。「これも何かの縁、一緒に励ましあって頑張りましょう!」と握手したかったんです。

でも私、実はものすごく照れ屋の不器用モンなんで、できませんでした……。

お話を聞いていると、柚木さんの作品はとても面白そう。

いただいたオール讀物を手に、帰ったら読もう♪ と楽しみにしつつ帰宅。

でも、授与式の後の昼食会でいただいたビール数杯に軽く酔っぱらったようで、爆睡。

お昼に飲むとやはり回りますねぇ。

これから読みます。ウキウキ。

 

いつか、同時受賞つながりで対談が組んでもらえるような作家になりましょう!

 ↑

これはご本人に言えた。

 

では、今執筆中のものをさっさと仕上げます。

きっと何度も突っ返されるんでしょうね。

でも絶対にめげぬ!!!

 

 

いただいたトロフィーと金時計。

このブログ、どうやったら文章の途中に写真を入れられるんだろう……。

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コメント & トラックバック

おめでとうございます。
受賞作掲載誌購入しました。

コウです、こんにちは^^
『虫のいどころ』読ませていただきました。
タイトルは変更して正解だったと思います。いやあ、書き慣れていますね、さすがです。リーダビリティの高さはkikuさんの大きなアドバンテージですね。自在に物語を運ぶ(読者の読みをコントロールする)筆の冴えもお見事でした。
ところで冴えといえば冴子さん(笑)もう少し足を伸ばして貰えると、私の住んでいる金沢だったんですけどね。それが残念でした(そっちかよ!)。
もちろん、kikuさんは色んな変化球をお持ちですし、言うまでもなく焼肉重々承知でしょうが、読み易さは場合によっては読み飛ばしにも繋がります(前言に反するようですが^^)、今度はゴツゴツしたヤツを読んでみたいですね。
一刻も早く、そちらのレースに参加すべく、私も全力を尽くす決意です!
それではまた♪

本日「オール讀物」購入してきました!
これから読ませていただきまーす♪
掲載紙を手にあらためて感慨に浸っております。
勝手に親戚が受賞したかのごとく辺りに
触れ回っておりますが… ご容赦を。。

次応募作のプロットに行きづまり、ブログに立ち寄らせて頂きました。
おぉー、これは次を狙う者にとっては万金に値する写真ですね!
鼻先にニンジンぶる下げられた気分です。
受賞作。
腹の底でなにかが共鳴するのを感じました。
恐らくそれは、日ごろ感じながらも立ち止まって考えることなどなかった
捉え方の性差。
確かに、男と女では蟲のいどころが違う。
ざわめくところがどこか違う。
性って人間の根本的な部分でありながら、
同時に恥部なのかもしれないなんて、
作品の延長線上にまで思考を引っ張って行かれました。
ただ、読んだ場所が悪かった。
離陸体制に入った飛行機の中。
スチュワーデスと向い合せで座っていたところへ、
 「じゃあ、鰻」
を喰らって、大爆笑。
職務緊迫顔のスチュワーデスから、なにこのオッサン、の一瞥。
シートベルトを外してどこかに行くわけにもいかず、
巡航状態になってスチュワーデスが席をたつまで
作品に没入できない憂き目に合いました。
鼻毛の話じゃありませんが、脳も構造的に男と女で違うって知ってました?
右脳と左脳を繋ぐ「脳梁」という部分。
言ってみれば、イメージ部と論理処理部のパイプですが。
脳梁は、男より女の方が太くなっています。
このため、男は少量の情報を逐次的に論理処理するのは得意ですが、大量情報を一気に与えられるとオーバーフローして部分的にしかものをみられなくなります。
一方、女は大量情報を大づかみに捉えるのは得意ですが、雑音を思考に取り込みやすく客観的に論理を立てるのがヘタ。
男は単細胞、女はヒステリーというのは、このような脳構造の違いから来ています。
もちろんこれは構造的な差異の話だけで、思考訓練によって、男でも大づかみに物事を捉えられる人もいますし、女でもきれいに論理展開できる人もいます。
二作目をご執筆中とのこと。
次回は、どんな笑いと人間模様を見せて頂けるか楽しみにしております。
妻と娘が寝静まり、ひとりになれるこの時間。
また精神を集中させて写真の金を狙いに行きます。

>Fさん
わざわざ買っていただいてありがとうございます。
貴重なお時間を割いて読んでいただくのだから、少しでも楽しんでいただけるものを書かないといけないな、と改めて思いました。
>コウさん
ありがたいご意見ありがとうございます。
そう、私の作品ってサラッと読めすぎてしまうんですよね。
私自身が底の浅い人間なので、物語に重厚感が出ていない。
再読するたびに新しい発見がある、というようなぶっとい作品が書けるよう、成長していきたいと思います。
コウさんも全力投球、炎が出るほどの魔球で勝負してください。
>pokkeさん
宣伝ありがとうございます♪
親戚の方からすれば「誰やねん!」っていう心境でしょうが(笑)
少しでも楽しく読んでいただければ、幸いです。

>JAGUARさん
ええ、いい写真でしょう。
来年はゼヒこれを手にして大笑いしてください。
作品も、読んでくださってありがとうございます。
FAの方には迷惑だったみたいですが(笑)
男と女は違う生き物だって、よく言われることですよね。
私も、完全な女脳です。(地図読めないし)
論理展開もオチもないとりとめのない話を嬉しそうにタラタラして、男性が興味なさそうな反応を示すと、「女の話はたとえ興味ねぇな、と思っても面白そうなフリして聞け。じゃないとモテないぞ!」と逆ギレしてます。
でも男と女は、違うからこそ愛おしいんですよね。
ちなみに私の周囲の女性には、あの作品に出てきた崇くんが「アホで可愛い」と人気です。
ホントに?? あんなアホ、私だったら嫌なんですけど……。
母性本能ですかねぇ。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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