明日バリに旅立つので、一週間このブログは放置プレイになってしまう。
なので、申し訳程度に更新しておきましょう。

先日ワタクシ、初めてプラセンタというものを打ちに行きました。
というのも、プラセンタを打ってる友人の肌が近頃みるみるムチムチぷるぷるツルッツルになってきたからなのだ。
ほんとにもう、肌の内側から薄ぼんやりと発光しているような、うっとりするような美しさなのである。

なんじゃいこりゃ!?
どうも最近そやつは恋してるふうでもない。
でもまるで年上のイケメンサッカー部キャプテンがシュートを決めている雄姿を物陰からうるうると見つめてる16の乙女のような、そんな肌をしてるんだもの、そりゃ膝でにじにじにじり寄って何があったのか問い詰めるわな。
そんなわけで、彼女の行き着けのクリニックを紹介してもらったのだった。

プラセンタというのはどうやら胎盤から抽出したエキスらしい。
まるで魔法の薬なのである。
美白、しわ・たるみ・くま・シミを解消、活性酸素除去、生理不順や更年期障害や冷え性・肩こりといった女性の悩みも解決、ハゲやボケの予防、肝細胞を再生させるのでお酒を飲む人にもよい、らしい。
他にも色々な効用があるようだが面倒なので割愛。
興味のある方はネットで検索してくださいな。

なんでもあのマイケル・ジャクソンが肌を白くするためにプラセンタを打っていたとかいないとか。
しかも友人曰く、「最近胸が大きくなってきた」とのこと。
もともとFカップあるくせにもういらんじゃないか!!
ともあれ羨ましいことずくめなのでワタクシもそそくさと某クリニックの門を叩いたのであった。

なんせ私の目標とするところは「美人女流作家」。
作家になるだけでも狭き門なのに、さらに美人にまでならねばならん。
大変なのである。

しかも毎日続けなきゃいけないようなものは三日坊主で根性なしの私には無理だ。
マルチビタミン、青汁、ビール酵母、鉄分、ブルーベリーエキス、メリロート、カルシウム、プロポリス、ローヤルゼリー、コエンザイムQ10、全て試したが今も続いているものは何一つない。
最低だな、私……。

その点これなら思いついた時に打ってもらいに行けばいいのだ。
プラセンタも錠剤があるそうだが注射や点滴の方がもちろん吸収率はよい。
で、打ってもらったところ――。

ふむ、確かに肌はしっとりとしている。
特に内腿の皮膚同士が触れ合った時に、おっ! とびっくりする。
水分をたっぷりと含んだ肌と肌が、しっとりと吸い付くのだよ。
あら、素敵な感触[:ハート:]
あまりに嬉しくて内腿をすりすりさせている私、まるでおしっこを我慢している子供の動作である。

そして何より、胸が張ってるのだ!
皆さんが私の胸になど興味ないことは重々承知だが、言わせてくれ。
私は悲しいくらいの小胸さんである。
生理の前でも胸が張ったという記憶はない。
そんな、そんな慎ましやかな胸が、遠慮がちな胸が、微かな自己主張をしてるんだ!
おぉ、手ごたえが、違う。こりゃすごい。
なんて、一人暗闇で胸をモミモミしている私は変態以外の何ものでもない。

たった一回でこんなに効果が実感できるとは思わなかった。
多分まだ違いが分かってるのは自分だけなんだろうけども、二回、三回と打つうちに美がほとばしり出て周りの人々もハッ! と息を呑むことだろう。間違いない!

よぅし、見てろよ〜。
美人女流作家の称号を手に入れるのだ!!!
……え、だったら小説の方にもっと力入れろって?

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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