こんにちは。

先ほど期日前投票に行って来ました。

私なんぞはどーしょうもない女ですが、先人が戦って勝ち取った権利(婦人参政権は特に)を無駄にするまいと、投票にだけはちゃんとゆきます。

よし、これで心おきなく旅行に行けるぞ。

 

って、まだまだまだ!

今月中にお渡しするって約束した原稿があるでしょっ!

 

ええ、最近の私ったら、書くスピードがどん亀でして。

さあ、書くぞと意気込んで机に向っても、言語野の一部が腐れ落ちたんじゃないかというくらい言葉が出てこない。

一日中かじりついてて、書けたのこんだけ? うそん、ウチ早くもスランプやろか、デビューしたばっかやのに??

と、悶々しておりました。

 

それが今日になって憑き物が落ちたかのように、いやむしろなにかに憑依されたかのように、めきめき書けている。

体に七つあるというチャクラが全開したのか。

それともたんに追い詰められて覚悟決まっただけか。

三日前まで一行も書けなくて、何て言って謝ろうと悩んでいたのがウソのよう。

 

筆がすべるようになると、こりゃいかんと一度書くのをやめるという作家さんもいるらしいけれど、私はここぞとばかりに書く。

たとえ表現が荒くても後からバシバシ直せばいいだけのはなし。

それより、筆がすべることなんてめったにないんだから、もうけもんやないかぃ。書いたらんかぃ。

ただ、めきめき書けすぎて、すでにお約束の枚数を越しているのに全然お話の終わる気配が……ない。

こりゃ、後が大変だな。削ることを考えたら、今月中に間に合わないかも……。

 

でも旅行はゆく。この夏一番楽しみにしていたイベントなのだ。

これに行けなきゃあ私は「日本を常夏にしてください」と神様にお願いするよ、本気で。

ただでさえここ数日めっきり涼しくって、頭の中に「なぁ~つのお~わ~り~」と森山直太郎が流れて物悲しいのだ。最後に夏を満喫させてくれ!

まぁ、「一行も書けてません」より、「書きすぎちゃいました~あはは~」のほうが、謝りやすいしな。(コラ!)

 

ああ、夏が終わるのが、いやだ。

……いろんな意味で。

 

※追記

文藝春秋のホームページに、先日こちらでも書いたインタビュー動画がUPされております。

緊張のあまり顔がひきつっていて、かなり恥ずかしいのですが……。

あと、来月6日の読売新聞日曜版にもインタビュー記事が載るそうです。(動画インタビューとは別物です)

当初の掲載予定は今月中だったので写真が浴衣姿ですが……まぁ昨今は9月半ばくらいまでなら浴衣でもOKでしょう。あはは。

コメント & トラックバック

文藝春秋のインタビュー動画見させていただきました。「緊張のあまり顔がひきつって」って!いやいや相変わらずキュートなkikuさんでしたよ。原稿を渡すと言う事は、また新たな作品を生んだんですね。何に載るのでしょう楽しみです。
※コイカツページの体育座りもキュートです。

おっ、チャクラ全開ですか。それは、もう悟りか憑依かどちらかでしょう(笑)。
もうひとっつも物語の展開なんて考えられない、となっても、悶々悶々悶々、と考えているうちに、突然憑依状態になって書けちゃうことって、まだ習作中のわたくしめにも、これまでに二度ほどありました。
kikuさんレベルになると、一作ごとにそういうふうになるんだろうな。
そこがプロとアマの違いだよなあ……。
ところで、腰のあたりにあるスヴァーディシュターナ・チャクラだけが活性化すると、「官能を以上に高め、色情狂になる」と、ものの本に書いてありました。
7つのチャクラ全開なら大丈夫だと思うが。てなんのこっちゃ。
旅で発散してきてください。
気をつけて行ってらっしゃ~い!

>むぎここさん
ひきつってますよ~。口元が。しゃべってる間もずっとひきつってるから、自分で見ててすごいなぁ、と感心してしまいました。
体育座り……。山ほど写真撮ってもらったので、いつあんなポーズをしたのかまったく記憶にございません。恥ずかしい。
作品は、まだ生んでる途中です。ヒッ、ヒッ、フー、です。子供を産むのと、どっちが辛いんでしょうね。

>momojiriさん
スヴァーディシュターナ・チャクラ、ですか。間違わずに書く自身がなくって思わずコピペしちゃいました。インドっぽい名前って、なんでこんなに難しいんだ。インド人だって絶対、短いほうが言いやすいに違いないのに。
官能が高まるなら、チョメチョメの前に刺激するとよさそう。ウヘヘヘ。(おっさんぽいコメントだな)
ところで、私が憑依状態になるのは常に物語の展開を考えずに書き始めてしまうからです。今回も書きながら何度方向転換したことか。でも枚数的にはすでに達しているのに、お話はまだ三分の一残っている……ということに気づき、憑依が一気に覚めました。
う~ん、ホントにどうしよう。

旅、ですかぁ……。
ワタシは2003年の秋を最後にもう6年していない、いや、できないでいるのが正しいところですけど……。
ワタシは年に一度、大好きな東京へゆくのが楽しみでした。
さんざん遊んだ大学の近所や就職した街などを振り返るように歩くのが何より楽しかった。それと美術館巡りをして普段田舎では味わうことのできない刺激に遊ぶんです。
昔、お世話になった人たちとの酒もまた格別でした。
そんな街、東京に住んでいらっしゃる希久子さんが羨ましくてしかたありません。
それではご旅行、お気をつけていってらっしゃいませ……。

文藝春秋HPのインタビュー拝見しました。
緊張してますね~ほほほ。
ボケたらつっこむ。基本中の基本です。
そういう意味では、ああいった一方的に喋るインタビューはやりづらいでしょうね。
突っ込んでくれる人がいないし。
カメラ回している人が突っ込んでいるのかもしれませんが、見てる方は分かりませんし。
それにしても、チャットガールのおねーさんが、「今私ボケたのになんでツッコまへんの!?」って怒ったら……ちょっと萌え(以下略)

小生のようなオジサン世代の夏のイメージは、サザンとか、古くは「夏の日の恋」なんかのBGMがけだるく流れる旅行先なんですが、この数日、夜は涼しくなって虫も鳴き始めましたね。。。
どうぞご旅行 エンジョイされてください。 

チョメチョメと聞いて飛んできました!
チャクラだとか憑依だとか物騒な話ですね。
目に見えない物は信じたくない口ですが
ラブだとかロマンスはあると固く信じているナイスガイです。
憑依で思い出しましたが、ツタヤに行くと何故か借りたくもないDVDを借りてしまいます。
苦手なアダルトを・・
しかも沢山。
私、大丈夫ですかね?

動画みました。
ぜんぜん、ひきつっているように見えませんでした。
むしろ、とても落ち着いていて肝がすわっている印象。
動いている姿の方がいいですね、
きれいでした。
俺は年に一冊くらいしか本を買いませんが、
『コイカツ』は買って読みましたよ。
う~ん、わからないところもあったけど、面白かったです。

みなさま、コメントの承認&お返事が遅くなりたいへん申し訳ございませんでしたー。

〉キーモさん
学生時代に住んでいた街というのは思い入れが深いかもしれませんね。私にとっては、京都がそうです。帰って来た、と思える場所。
東京は私にはちょっとめまぐるしすぎて。精神のありようが、根っからの田舎者なんですよね。
美術館がいっぱいあるのと、お芝居がいろいろ観られるのと、クラブがよりどりみどりなのは嬉しいですけど……。

〉つきいちさん
ええ、緊張してますでしょう。できればつきいちさんの記憶からアレを抹消してしまいたいくらいです。
喋るの、ホントに苦手だなぁ……。話し方教室などに行くべき??(オイオイ!)
ちなみに関西人だからといって誰もがボケとツッコミのノリで生きているわけではなく、就職で上京した真面目な友人は「関西人なんだからなんかボケてよ」と言われるのが辛いとこぼしていました。
たしかに「なんかボケて」はいきなりハードル高い……。

〉kazuさん
旅行をエンジョイした後は、地獄が待っておりました……。
どうにか泥沼を抜けて普通の沼くらいになったのですけどね。
しかも9月上旬は少し時間の余裕ができるハズ、と勝手に目算しておったので、友人たちとの予定もいろいろ……。
私のばかーーーーー!

〉悶次郎さん
おやまぁ、アダルトを! あんな隔離されたコーナーに足を向けざるをえないとは、そうとう強力なモノに憑依されているとみられます。
学生時代バイトをしていたビデオ屋でも、そういう方々をよく目にしました。恐ろしいですね。
ちなみにセルビデオの、「100キロ VS 38キロ」というレズ物は、いつまでも売れ残っていました。
内容をちょこっと観てみましたが……いやはや。くわばらくわばら、でございました。

〉優介さん
お買い上げ、ありがとうございます~。
肝が据わっている? いやいや、まさか。眼球の動きがテンパりぐあいを物語っております。
きれいというのは、否定しませんが……。あ、冗談ですよ。
もっとずっとオモロいモンを書きたいので、がんばりますね。
よろしかったら温かい目で見守ってやってくださいまし。

お帰りなさい!ご旅行いかがでした?
読売新聞、拝見しました。着物姿も素敵ですね。 
皆さんもお書きのように、文春社の動画、Kiku先生のメッセージがしっかり伝わっていて、僕も大好きです。
作家の方のメッセージなんですから、アナウンサーのように流暢である必要もないし、緊張されてようが、どうされようが、美人は美人ですから、、

YOMIURI ONLINEの「著者来店」見ました。
ますますのご活躍をご祈念申し上げます。

>kazuさん
お返事遅くなりました。失礼!
たしかに、作家なんだから流暢に喋る必要はないのですが、よどみなく喋れたら頭よさそうに見えるかなぁ~、と。
まぁ、もともとオツムの出来が悪いから上手く喋れないのですけども。
でもま、いいですね、美人だからね。うん、美人だから……ってホント、そう言ってくださってありがとうございます~。

〉Fさん
どうもありがとうございます。季節の移り変わりで時々はっとするほど涼しい日がありますが、Fさんもご自愛くださいまし。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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