くまで

| 歳時記 | | 10件のコメント

そうだ、腹筋割ろう。

と、某旅行会社のCMのように思いつき、せっせとジムに通っております。

何もない日は夕方まで小説を書いて、ジムでひと汗流し、帰宅してまた書く、というリズム。

 

先日もガッツリとマシンを使い、有酸素運動としてラテンエアロなるラテンのステップと腰振り(楽しい!)を取り入れたエアロビクスで気分爽快!

さぁて、帰ってまた書くか!

と、某駅前まで行きましたところ、おやおや、何やら屋台がずらりと並んでおる。

何のお祭りか知らんが、この先にはきっと神社があるのだろう。行ってみよう。

 

夜も遅いのでもはや屋台は仕舞かけ。

駅前に向かう帰り客の間をぬって遡上してゆくことに。

「お姉さん、お好み焼き、二枚で五百円にしたげるよ」

むむ。だがジムに行く前に手製のアボカド丼を食ってしまった。二枚はムリだ、すまんおいちゃん。

 

屋台を横目に、歩く。そして、歩く。さらに、歩く。

遠いやないけ!

ジムでひとっ風呂浴びたのに、もはや湯冷め状態。

でもここまで来て諦めるのは癪だし、すれ違う人が持っていた熊手がうらやましい。

意地になって歩く。

 

おお、ようやく鳥居が見えた。こんなとに神社があったとは知らんかったよ。

我々のごとき地方出身者は、TOKYOの繁華街ばかりに遊びに出てしまうので、住んでいる土地の文化風習をちっとも知らんのです。反省です。

お詫びの気持ちを込めて、お賽銭は奮発。(百円!)

そして境内にこれまたずらりと並ぶ、きらびやかな熊手屋さん(?)に。

「もうおしまいだから」と、半額にまけてくれました。

 

CAZFQ8K2.jpgはい、こちらがその熊手。

こういうものを買ったのははじめてなので、ちょっとウキウキ。

本棚に置きたくって小さめにしたのに、案外柄が長かった。

ナナメってるけど、いいのかな……。

 はたして、まけてもらった熊手(かつミニサイズ)で、福は掻き込めるのだろうか。

 

 

 

コメント & トラックバック

熊手買いましたか。
私なんぞはバッキバキの江戸っ子として縁起物の類は超大好物。
なおかつ、見栄っ張りでもあるため「値切る」ということが一切できず
年末には大散財をするのが常となっております。
おみくじなんて大吉が出るまで引くのは当たり前、
絵馬に限っては他人のイカした願い事を読むたびに
これは負けじと追加で購入。
はっきり言って、神社貧乏です。
ちなみに本棚に飾ってある熊手ですが、ズバリ置き方が悪い。
これでは右肩下がり。
熊手は買い替えるたびに、少しづつ大きい物にしていくのが習わしだそうですが
kikuさんの作家としての活躍も、年を経るごとに実りのある物になるよう祈っております。
いい事言うな~、俺って・・・。

http://q.hatena.ne.jp/mobile/1196607198
気になって調べてみましたら、いろいろな守りごとがあるのですね。一応、貼り付けておきます。
ちなみに、お店の開店時などに、宮司さんがお払いして小さな神棚のようなものを置いていってくれますが、あれは店のどこにでもいいから北側を背に飾るのが正しいようです。友人の宮司が申しておりましたので間違いはないと思いますが……。
ところで、最近、悪いことつづきでわたしゃあどうしようもありませぬ。
ただ、あるものを購入いたしました。kikuさんのお仕事にも関わりがあるものですが。それを機に一転!!といきたいところデスが……!?

kikuさん、こんばんは^^
>お詫びの気持ちを込めて、お賽銭は奮発。(百円!)
よっ! 太っ腹!
ん? 太っ腹ぁ?……それじゃ腹筋割れへんでぇ~(笑)

熊手とは!しかも本棚とは!!渋くてイイですね☆
きっと福来る、丸儲け!? ←オイオイ
忙しない師走を駆け抜ける間に、ちょっとそういう息抜きは素敵ですね。
和み系・・・?
お好み焼き2枚500円。食べたい(笑)

 ジムのあとの一杯(でなく小生の場合は多い方の いっぱい)は、誘惑多いですよね。冬の夜の夜店に置いてある品々の原色にも夏とは違った闇を感じます。 その分、僕の場合は 熱燗もう一本となってしまいます(笑)
 小さい熊手の方が隅々まで手が届くし、指の間の隙間も小さいから、それだけ幸も招くのではないでしょうか・・・
それより、湯冷めには用心を・・

>悶次郎さん
縁起物で貧乏になってどうする(笑)
右肩下がりと言われましたので、すぐに本棚の上に立てて置くようにしました。ここなら高い場所だしいいでしょう。ホコリまみれになりそうだけど……。
バッキバッキの江戸っ子だという悶次郎さんに質問です。熊手は買い換える時に古いものはどうすりゃいいのでしょう。
私は関西人なのでえべっさんの笹のほうが馴染みが深く、それの場合は古い笹は焼いてもらいに行くんですよね。熊手も焼くの??
年を追うごとに大きいものに買い換えなきゃいけないなら、私も縁起物貧乏になっちゃいそうですね。

>キーモさん
わざわざ調べてくださってありがとうございます。買ったてめぇが調べろよ、という感じですね。すみません。
決まりごとを守って、とりあえず書斎の高い位置に飾りなおしました。玄関が一番いいみたいですが、踏み台の椅子を持ってそこまで行くのがめんど……あわわ。
ところで私の仕事に関わりのあるものとは何でしょう。……鞭?(そっちか!)
ともあれそれが厄払いとなりますように。

>コウさん
うまい! >太っ腹
ちなみに「運動してるもんね~」とタカをくくってご飯をめいっぱい食べているので、ちっとも腹筋割れません……。

>匿名さん
飾り方が悪いとご指摘いただいたので、本棚の上に引っ越しましたけどもね。
今年は大掃除すらろくにできなさそうですが、この熊手一つでお正月さんを迎える準備ができたような気がします。上から見下ろされていると、ちょっと背筋が伸びる気持ちになっていいものですね。
夜店のお好み焼き、かなりボリュームありそうでしたよ。

>kazuさん
おっ。いいこと言いますね。
そうそう、今は隅々まで手が届くのが大事。小さいことからコツコツと、やってゆきます。
冬の夜店と夏の夜店、だいたい同じものが出ているのに趣は全然違いますよね。震えながら熱燗飲むのもオツですな。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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