本日、7月24日は森村誠一先生のご命日です。一年、早いものですね…。
先生にお話ししたいことがたまっておりますので、ここに記すことにいたします。
森村先生、教室は何とか継続しております。
コロナ禍で始めたリモート聴講のクラスもすっかり定着、プログラムも充実してきて、受講生数は以前より少し増やしております。
あれから、デビューを果たした人や受賞者も増えました。
先生によくご来場いただいた渋谷・道玄坂の会場は、街の再開発で建物じたいがなくなってしまいました。いまは新宿でやっております。講義は、少し雰囲気が変わったかな。ZOOMというオンライン会議システムも使ってやっておりますので、ノートパソコンが講師の机の上に載っております。昔は、毎回、会場に受講生がぎっしりでしたが、今は自宅で講義を受ける人もいるのですよ。
一年が経ってもまだお別れの実感は湧きませんが、森村先生にしていただいた数々の講義、皆で小説について語り合い、真夜中に締めの句会が始まった熱海合宿、ご自宅での車座になっての創作お悩みディスカッションなど、常に刺激たっぷりで、最高に楽しい日々でした。人生の宝物です。本当にありがとうございました。
今後は、森村先生から直接、指導を受けられた僥倖を、新しい方々にしかと語り継いでまいりますね……。
写真は、先生がかつてお勤めになったホテルニューオータニ(東京・赤坂)で行われた「森村誠一先生を偲ぶ会」の様子。このとき展示されていた写真パネルや直筆原稿などが、現在、森村先生のふるさと・埼玉県熊谷市の熊谷市立図書館3階の郷土資料展示室の一画で公開されています。森村誠一先生を慕われる皆さまは、この夏、訪ねてみてはいかがでしょうか。
https://www.kumagayacity.library.ne.jp/2024/06/12/郷土資料展示室-ミニ企画展/
↑「森村誠一先生を偲ぶ会」にて。2024年4月
↑熊谷市立図書館3階、郷土資料展示室「森村誠一 文芸の館」の一画