» 美人道のブログ記事

少し暖かくなってきたせいか、私の中で着物熱がヒートアップしております。

執筆中に、ちょっと休憩と言いつつ着物屋さんのサイトをのぞき、気付けば一時間が経っている。

というのを、毎日繰り返しています。

 

 先日、左のお着物に一目ぼれ。

着物はすでに母の形見がいっぱいあるのでしばし悩む。

でも、このままでは他のことが手につかん!

勢いで「カートに入れる」をクリックしてしまいました。

お仕立て上がりは、4月上旬になるそうだ。

待ち遠しい。桜の季節に間に合えばいいのだけど。

調子に乗って、桐の箪笥まで購入してしまいました。

 

着付けは一応、上級師範という免許を持っています。

看板まで頂戴しております。

でも、「着る機会がない」とここ数年袖を通していなかったので、それでは20着ほどある母の着物もせっかく取った資格ももったいない。

この春から、普通のおでかけにじゃんじゃん着て行こうと決心した次第。

 

 

 

 

DSCF1912.JPGのサムネール画像

 

さっそくお友達とお出かけして来ました。

写真はカレッタ汐留に入っている、都路里の特選都路里パフェと私。

母が若い時に着ていたと思われる、小梅柄の小紋。アフガンショールを合わせてあります。

都路里は、京都に住んでいた頃によく食べたもんだ。

ボリュームたっぷりなので、お昼ごはん代わり。ウマ~。

着物&甘味、女に生まれてよかった~と思わせる取り合わせです。

ああ、幸せ……。

 

今後、ちょっとした飲み会なんかにも着物で出没するかもしれません。

 

B系の施術を得意とする美容院で、根本から思いっきりスパイラルパーマをかけてもらったら、頭がすっかり三倍になって小鳥が飼えそうだ♪

手触りはプードルみたいで、撫で撫ですると癒されること間違いなしである。

 

そんなモジャーズ頭をなびかせて、東京オペラシティーで開催中の蜷川実花展に行って来た。

蜷川実花さんの写真は、見ているだけで女子力がめきめきつきそうで好き。

 

※女子力……女子的にキュンキュンくるものを見る、身につける、体感するなどによってつく、キラキラ系パワーのこと。一般男子は「女子的キュンキュン」対象物をうまく知覚できないため、男性といるよりも女同士の方がこのパワーは養われる。まれに女子以上にこの力を身につけている男性もおり、その方々は俗に「オネエ系」などと呼ばれる。          ――kikuペディアより。

 

あのパキっと鮮やかな色はどうやって出るんだろう。

写真門外漢の私にゃよく分からんが、女子力はバッチリついたことである。

 

話は変わり、「オール讀物新人賞」の賞金をさて、何に使おうかしらんと考えて、今まで文句も言わず好きなことをさせてくれた家族へのお礼として、正月に温泉旅行でも行こうかと姉に相談してみた。

「とーちゃんも来年還暦だし、いいよね。全員分の旅費は任せて♪」

と言ったとたん、

「デビューしたてのペーペーに温泉おごられるほど落ちぶれてへんわ!」

と怒られる。

「この先な、副業もままならんくらい忙しいのにお金が入ってこないっていう、若手芸人みたいな時期が絶対あるって。そのためにちゃんと、置いときな!

その代わりベストセラー書いて印税ガッポリ入ったら、海外一か月VIPルームおごれ♪」

ハイ、スミマセン……。

ベストセラーの暁には……海外一か月ってハードル高いな!

 

でもね、いい姉でしょう。

ホント、私に似ず堅実でモノゴトの分かってる人だ。

彼女には頭が上がりません。

 

ちなみに、彼女の息子、つまり私の甥(3歳)には、モジャーズ頭の写メを送ったら、

「アタマぼさぼさやん! ちゃんとときな!!」

と、やっぱりしかられましたとさ。

 

明日バリに旅立つので、一週間このブログは放置プレイになってしまう。
なので、申し訳程度に更新しておきましょう。

先日ワタクシ、初めてプラセンタというものを打ちに行きました。
というのも、プラセンタを打ってる友人の肌が近頃みるみるムチムチぷるぷるツルッツルになってきたからなのだ。
ほんとにもう、肌の内側から薄ぼんやりと発光しているような、うっとりするような美しさなのである。

なんじゃいこりゃ!?
どうも最近そやつは恋してるふうでもない。
でもまるで年上のイケメンサッカー部キャプテンがシュートを決めている雄姿を物陰からうるうると見つめてる16の乙女のような、そんな肌をしてるんだもの、そりゃ膝でにじにじにじり寄って何があったのか問い詰めるわな。
そんなわけで、彼女の行き着けのクリニックを紹介してもらったのだった。

プラセンタというのはどうやら胎盤から抽出したエキスらしい。
まるで魔法の薬なのである。
美白、しわ・たるみ・くま・シミを解消、活性酸素除去、生理不順や更年期障害や冷え性・肩こりといった女性の悩みも解決、ハゲやボケの予防、肝細胞を再生させるのでお酒を飲む人にもよい、らしい。
他にも色々な効用があるようだが面倒なので割愛。
興味のある方はネットで検索してくださいな。

なんでもあのマイケル・ジャクソンが肌を白くするためにプラセンタを打っていたとかいないとか。
しかも友人曰く、「最近胸が大きくなってきた」とのこと。
もともとFカップあるくせにもういらんじゃないか!!
ともあれ羨ましいことずくめなのでワタクシもそそくさと某クリニックの門を叩いたのであった。

なんせ私の目標とするところは「美人女流作家」。
作家になるだけでも狭き門なのに、さらに美人にまでならねばならん。
大変なのである。

しかも毎日続けなきゃいけないようなものは三日坊主で根性なしの私には無理だ。
マルチビタミン、青汁、ビール酵母、鉄分、ブルーベリーエキス、メリロート、カルシウム、プロポリス、ローヤルゼリー、コエンザイムQ10、全て試したが今も続いているものは何一つない。
最低だな、私……。

その点これなら思いついた時に打ってもらいに行けばいいのだ。
プラセンタも錠剤があるそうだが注射や点滴の方がもちろん吸収率はよい。
で、打ってもらったところ――。

ふむ、確かに肌はしっとりとしている。
特に内腿の皮膚同士が触れ合った時に、おっ! とびっくりする。
水分をたっぷりと含んだ肌と肌が、しっとりと吸い付くのだよ。
あら、素敵な感触[:ハート:]
あまりに嬉しくて内腿をすりすりさせている私、まるでおしっこを我慢している子供の動作である。

そして何より、胸が張ってるのだ!
皆さんが私の胸になど興味ないことは重々承知だが、言わせてくれ。
私は悲しいくらいの小胸さんである。
生理の前でも胸が張ったという記憶はない。
そんな、そんな慎ましやかな胸が、遠慮がちな胸が、微かな自己主張をしてるんだ!
おぉ、手ごたえが、違う。こりゃすごい。
なんて、一人暗闇で胸をモミモミしている私は変態以外の何ものでもない。

たった一回でこんなに効果が実感できるとは思わなかった。
多分まだ違いが分かってるのは自分だけなんだろうけども、二回、三回と打つうちに美がほとばしり出て周りの人々もハッ! と息を呑むことだろう。間違いない!

よぅし、見てろよ〜。
美人女流作家の称号を手に入れるのだ!!!
……え、だったら小説の方にもっと力入れろって?

坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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