※山村教室 幹事の運営ブログ※
 
 幹事の新井です。
(この記事では名前を出しますね)
 
 山村教室で長年ご指導してくださっていた石坂茂房先生(元光文社)が若くして病にて世を去られ、もうじき2年が過ぎようとしています。
 享年56、働き盛りの年代でした。
 
 先日、幹事6人で“石坂茂房先生の蔵書郵送会”を行いました。
 お手元に届いた方もおられると思います。 
 ご遺族が、茂房先生の蔵書を教室宛てに贈ってくださっておりました。
 しかしながら、コロナ禍がずっと続いており、大勢で集まることもできない日々。
 さらに、再開発が著しい渋谷の街は、わたしどもが講義で長年使用してきた貸し会議室も、年内で営業を取りやめるという状況でありました。
 
 三回忌を前に、誠に勝手ながら、寄贈蔵書の数々を石坂茂房先生をご存知の受講生・元受講生に分けさせていただきました。
 受講生のお顔や書いていた小説の作風などを思い浮かべながら、さまざまなジャンルの書籍の中から選って郵送いたしました。
 勝手なセレクションで恐縮ではありますが、郵便物を受け取られた方々は、お納めいただければ幸いに存じます。
 
 著名作家にも編集者仲間にもそのお人柄から深く愛され、われら受講生にも気さくかつ誠実に接してくださった石坂茂房先生。
 わたしもその喪失の大きさからいまだ立ち直れてはおりませんが、石坂茂房先生の在りし日を笑顔を心に刻んで、とにかく前を向いていかねばと思っております。
 石坂茂房先生が長く関わってくださった山村教室ですから、その志をより多くの人に伝えていけるよう、微力ながら尽くしていきたいです。
 
 今回は、私信的「幹事ブログ」で失礼いたします。