織田信男は信長から18代目の直系子孫にもかかわらず現代社会から落ちこぼれ、夢も希望も失った男。「この惨めな人生の原因は本能寺の変で信長が殺 されたため」と盲信する彼は謎のバテレンから秘薬をもらい、信長の殺害を阻止し、天下統一を成功させるべく戦国時代にタイムトリップするが……。期待の新 人によるSF時代巨編!書店員さんからも絶賛の声続々!

著者について
1962年、東京都大田区に生まれる。成蹊大学中退後、演劇活動に入る。自ら劇団を作り、脚本、演出、俳優をこなす。劇団解散後は劇作家としてジャパンア クションクラブ(現ジャパンアクションエンタープライズ)に作品を提供。また、劇団四季にて外国人俳優の日本語指導に当たっている。山村正夫記念小説講座 に学び、本作が小説デビュー作。著書に「国籍を超えた若者たち」(1991年・ヤック企画)がある。