山村正夫先生のこと

山村正夫先生は生前、推理小説、伝奇ミステリー小説のジャンルで独自の世界を構築され、日本推理作家協会理事、日本文芸家協会、日本ペンクラブ、文芸美術健康保険組合理事を歴任なさいました。

昭和6年3月15日に大阪府でお生まれですが、出身地は名古屋市で、名古屋外専英語科(現・南山大学)を昭和26年に卒業されています。

昭和24年「二重密室の謎」で、ミステリー界にデビューした後、少年物やアクションものを書く傍ら、怪奇幻想小説と、謎解き小説を著し、その後両者が一体化した、伝奇ミステリーに展開していきました。

昭和35年日本探偵作家クラブ書記長、56~60年、日本推理作家協会理事長をつとめられ、また青山学院大学推理小説研究会の顧問も歴任されました。

また58年からエンターテイメント小説作法教室で講義し、別ページに御紹介するような多くの作家を育成されております。

主な著書には、「獅子」「ボウリング殺人事件」「湯殿山麓呪い村」「推理文壇戦後史」「わが懐旧的探偵作家論」などがあります。

昭和52年、「わが懐旧的探偵作家論」で、日本推理作家協会賞(評論部門)を、また昭和55年、「湯殿山麓呪い村」で、角川小説賞を受賞なさっています。

将棋は4段の腕前とのことですが、時にはコンピューターを相手に差すこともあったとか。晩年は、狛江市に仕事場を設けていらっしゃいましたが、平成11年11月19日23時15分、多臓器機能不全により、逝去されました。享年68才でした。

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