山村教室(2004年~2006年)で学んでいた伊吹有喜(いぶき・ゆき)さんの第三回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作「風待ちのひと」(改題・夏の終わりのトラヴィアータ)がポプラ社より刊行されました。

伊吹さんは1969年三重県生まれ、中央大学法学部法律学科卒業。出版社勤務の後、フリーライターとして活動。2004年、「プレイボール、18、ボーイ」が山村教室年間最優秀作品として、2005年小説宝石七月号に掲載された。2006年、小説すばる新人賞 最終候補。2008年、ポプラ社小説大賞 特別賞受賞。

■最優秀作品受賞の「プレイボール、18、ボーイ」は太平洋戦争下の米国人捕虜収容所において、メジャーリーグの名捕手だった米国人捕虜と、名投手だったと思われる日本兵との束の間の交流を描いた作品。