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秋の気配も濃くなってまいりました。9月も本日で終わり。今年も3カ月を残すばかりですね。早いものです。
9月の山村教室出版情報をお伝えします。まずは現在発売中の文芸誌から。


坂井希久子さんの「寂しさの数を数える日」という読み切り小説が『小説野性時代』10月号(角川書店)に掲載されております。9月号の「女の子の成長を喜ぶ日」の主人公だった腐女子OLの祖母で、着物のお仕立をやっている女性のお話。女系家族の歴史が気になります~。


『読楽』10月号(徳間書店)では、七尾与史さんの「女刑事エニグマの妄執」前篇が掲載されています。
こちらはミステリー&警察小説。武器は女のカンという捜査一課・絵仁熊氷見子(えにぐまひみこ)巡査長の活躍。





さて、お次は、本(単行本)です。
9月27日に発売されたのが、土橋章宏さんの『超高速! 参勤交代』(講談社)という時代小説。





幕府からあらぬ嫌疑をかけられ、5日以内に江戸に参勤せよと申しつけられた東北の小藩の殿様&家臣たちと、悪辣な敵とのせめぎあい。‟痛快アクション小説”とオビにも書かれているとおり、とても読みやすく、楽しい作品です。
脚本家としてもご活躍中の土橋さんは、同作で第37回城戸賞(映画脚本の新人賞)を受賞されていて、来年の映画化も決まっているようですよ!