これまでさんざんツイッターなどで「ヒーローインタビュー、ヒーロインタビュー」と言うてきましたが、

いよいよ、今週末!

31日搬入ですので、もしかしたら首都圏ならその日に(確証はない)、

そうじゃなくても11月1日に本屋さんに並びます!

 見本も手元に届きまして、なんだかほら素敵でしょう。

 帯が黒×黄の阪神カラー。

 しかも北上次郎さん!

 「ランティエ12月号」に書評を書いていただきました。

 ほんっとうにありがとうございます!

 前から言っているように、阪神の代打男が主人公。

 しかし彼視点の物語ではなく、

 彼の周りの人間へのインタビュー形式でお話は進んでゆきます。

代打男に思いを寄せる訳あり女性、

阪神のスカウトマン、

チームメイトのドラ1ルーキー、

中日のベテランピッチャー、

高校時代の友人、

そしてもう一人――。

野球小説というよりも、人間ドラマのつもりです。

Q.そう言われても私、野球を知らないし、まったく興味もないんですが。

A.私も書く前はそういう人でした。だから「野球知らなくても面白い」を常に意識して書いてます。大丈夫です!

Q.阪神ファンってわけでもないし……。

A.中日の某ベテランピッチャーをモデルにしたキャラクターもいるので、

 中日ファンにも楽しんでいただけるかと。

 てゆうか、どこのファンでも楽しんでいただけると思います。いやマジで。

Q.昔、同名の映画がありましたよね。

A.鈴木保奈美さんと真田広之さんが主演ですね。筆者も友人に指摘されて思い出しました。

 当然ながら、まったく関連性はありません。

Q.でもやっぱり私、野球より恋愛が好きっていうか。

A.はいはい、入ってる入ってる。

 恋愛小説でも青春小説でも家族小説でもあるから。

 詰め込んどいたから。

 一粒で味が変わる飴みたいに楽しめるはずだから。

 いいから読んで!

先日、久しぶりにお化粧をしたら「そのファンデーション、色合ってないんじゃない?」と言われました。

「首のほうが白い」

そう、あまりにも外に出ていないので、日焼けしてないんですよね……。

夏の暑さは尾を引きつつも、夏本番は終わった感があります。

さよなら、夏よ。

そうやって引きこもりつつ書いた作品、「ヒーローインタビュー」も来月末には本になる予定です。

またしつこく宣伝させていただきます。

さて、今回は。

野性時代9月号

  短編「女の子の成長を喜ぶ日」が掲載されております。

 以前掲載された「一年で今日だけ主役の日」の続編ですが、

 短編連作なので前のを読んでいなくてもなんとなく分かるはず。

 美人だけどBL好きでいろいろこじらせちゃってるお姉ちゃんが主人公です。

 エキセントリックなお母さんも登場。

 家族もののお話です。

 

 

それから、新刊ニュース9月号

 連載小説「虹猫喫茶店」第一話、

 「猫の世話をするだけの簡単なお仕事 後編」が掲載されております。

 こちらは猫にまつわる人情もの(のつもり)。

 猫屋敷のおばあちゃんが、猫をそこまで増やしてしまった理由とは?

 

 

夏の疲れが出てくるころですから、休日はのんびり読書などいかがですか?

気づけば7月も後半戦です。

仕事を溜め込んでいたせいで、5月半ばから一気に時空を吹っ飛んできた感覚です。

夏になっていたんですね……。

そんなわけでまたもや更新が間遠になっていたこのブログ。

お久しぶりですお元気ですか。

暑中お見舞い申し上げます。

 さて、少しばかりお知らせを。

本の情報誌「新刊ニュース」にて、新連載「虹猫喫茶店」がはじまりました。

 現在発売中の8月号には、「猫の世話をするだけの簡単なお仕事・前編」が掲載されております。

 コーヒーの香りと猫のかわいらしさであざとくウケを狙いにいこうと思ったのに、全然かわいいお話にならなかった……。

 ですが、面白いお話にはなっていると思います。

 猫と美人と大学生と婆さんが出てくる話です。

 また、著者インタビューも載せていただきました。

 Web版で一部が読めるみたいです。

 http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031.html

 興味を持たれた方は、ぜひぜひご購読お願いいたします。

 ちなみにこの連載、2015年1月号まで続く予定です。

坂井希久子に興味のあるYouはもう、定期購読しちゃいなYO☆

 

それからただいま発売中の特選小説9月号にも、拙作「砂漠のラクダ」が掲載されております。

「虹猫~」とは一味も二味も違う、官能作品でございます。

エロ切ないですが、ええ話ですよ。

エロと切なさは、切っても切り離せない関係だと思っております。

エロスと切なさと心強さです。

「職業旅人」の大滝に翻弄されてきたヒデリちゃんのお話。

ご一読くださいませ。

思い起こせば『オール讀物新人賞』をいただいたのが2008年。

その翌年、受賞作を含む短編集「コイカツ」を出していただきました。

それが2013年5月10日、文庫になって発売されます。

タイトル一新。「こじれたふたり

 えろかわなカバーイラストはミホシさんが描いてくださいました。

 ありがとうございます。

 

 受賞前後の作品だからきっと恥ずかしいくらい下手なんだろうなー。

 そう思って文庫版のゲラをいただいたとき担当さんに

 「どの程度手直ししていいもんですか」と確認したくらいだけど、

 いざ読んでみると「お、なんだ私。オモシロイもん書いてんじゃん」

と感心してしまいました。

たしかに下手なところもあるんだけど、行間の取り方など潔く、「これはこれでよし!」

ほぼ手直しせずにおきました。

当時は「こ、これって面白いですかね?」とびくびくオドオドしていた気がするけれど、

ハッキリ言います。オモシロイぞー!

 

中身は当然単行本の「コイカツ」と同じなので、タイトル違うからって間違えないよう要注意!

「コイカツ」持ってるけどこれも買うんだ、というコレクター気質な方はもちろん大歓迎です。

どうぞよろしく。

 

関西ローカルではありますが、

読売テレビ「泣いたらアカンで通天閣」、今夜いよいよ第三話。最終回です!

昨日第二話が終了して、「感動した」「泣けた」などの感想をいただいておりますが、

第三話はもっとぐいぐい行きまっせ。

涙腺崩壊覚悟しろ★

今夜は私もエキストラでちょこっと出演します。ヒントは、着物!

カメヤのお母さん、典子役の山口美也子さんも衣装がちょうど着物で、撮影の合間に着物談義をいたしました。

その節はほんとうに、よくしていただいてありがとうございます。

 そしてそして、

 ドラマを観てオモロイやんけ! と思ってくださった方は、

 どうぞ原作もよろしく!

 原作にはツレコミの嫁やらゲンコの姉やらも出てきて、

 人間ドラマがさらに濃ゆ~くなっております。

 自分で言うのもなんですが、

 ええ話ですよー。

坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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