突然ですが、今日は某小説誌の新人賞の、最終選考会というものがあります。
正式発表がまだまだ先だから、「某」としといた方がよいのだろうね、多分。
何でそんなことを知っているかといいますと、ハイ、この不肖KIKU、最終候補の一人に名を連ねているからなのです。
結果がどうあれ、今日の夜には編集者の方からご連絡がある予定。
ひたすら結果を待つというのがこんなに落ち着かないものだったとは。
大学受験の結果待ちの時も、意中の男の子からの返事待ちの時も、これほどハラハラしたことはない。
今さら緊張したって何にもならないのはと〜ってもよく分かってるんだけどもね、あぁ、こんなことなら今日のこの日のためにもっと善行積んでおくんだった。
電車ではいつもお年寄りに席譲ってるよ。
この間お財布拾ったの、ネコババせずちゃんと交番に届けたよ。
自転車をドミノ倒しにしちゃったおばあさんに手を貸してあげたよ。
こんなことじゃまだ足りないか……。献血でもしてくりゃいいのか。ちなみに今までの人生で献血など一度もしたことがないけども。
思わずネットの星占いなんかを開いてみる。
乙女座、乙女座――今週近付いてくる異性には気をつけて。
そんなこたぁどうでもいい。
今日ばかりは男のことなんか何とも思わん。
どんなイケメンのお誘いも今日は耳に入らないよ。たとえ愛しのジョニー・デップがいたとしても……いや、そりゃさすがにときめくな。
嗚呼、支離滅裂。落ち着け落ち着け、深呼吸。
今朝、パソコンを開くと小説講座、山村教室でいつもお世話になっているFお姉さまから激励メールが届いておりました。
何だかとっても力強いキラキラしたパワーを送っていただいた。嬉しいな、嬉しいな。
今Fさんが目の前にいたらきっと抱きついてチュッチュチュッチュしてたと思う。
傍にいなかったのがFさんにとっては幸運だわ。
カルチャースクールの小説講座とは違ってプロ志向の強い山村教室。志を同じくする実力者たちがひしめいていて、刺激になったり発奮させられたりこんなふうに勇気づけられたりする。
書く時は絶対的に一人ぼっちだけども、その孤独や苦しみや快感を共有できる仲間たちがいて、よかった。
ともあれなるたけ平穏な気持ちで、結果を待ちましょう。
お願い! 小説の神様。
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