さて、今日から五月に突入してしまいました。
一年の三分の一が、早くも経過……。
あの、本当に早くないですか? 三十路になるとそういうものですか?
恐ろしい……。時間を大切にせねばいかんですね。

先月は我らが山村教室塾長、森村誠一先生に触れ合う機会がたいそう多くありました。

まず4月12日は教室の開校式&編集者座談会に来てくださり。

19日は教室有志で先生宅を訪問し、昼過ぎから夜8時過ぎまで輪になって語らう。

そして昨日、30日。
町田の小田急百貨店にて開催中の森村誠一文芸展で、先生のサイン会があり、その後各社編集者さん(その数、二十人以上!)と教室生二十名で喫茶店を貸切にしての懇親会を設けてくださったのだ!

☆☆文芸展に興味のある方は先生のHPをチェック!
最終日の5月3日にも、サイン会があります!☆☆

いくら塾長とはいえ、多忙な大作家がここまでしてくれるとは。
どんなに感謝しても感謝しきれません。
ありがとうございます!

森村誠一という作家からは学ぶものが多すぎて、私の小さなキャパには入りきらないほどである。
作家としての姿勢、情熱、情念、なにもかもが図抜けているのだ。

先生にお会いした後は、ものすごい充足感と共にかすかな疲労がたまる。
「私から学べるものはうんと吸収しなさい。その代わり私も、山村教室からはものすごい刺激をもらっているんです」
と、仰る先生。
この疲労はもしや、吸い取られているものの方が大きいからではないか?? と、思ってしまう。
あれほどアグレッシブな人だもの、吸い取り方も半端なかろう。
ああ、私もダイソンの掃除機なみの吸引力を持たねば! 
ブォーブォーと吸い取りまくって、いつか先生を乗り越えるぞ!(OH! Big mouth!!)

昨日の編集者との懇親会、教室とも縁の深いS社のIさんの、
「山村教室はサロンではないのだから」
というひとことがズンときた。
教室の在籍も長くなってきて、幹事なんちゅう身の丈に合わないお仕事までさせてもらっている。
その気はなくとも、教室が近頃自分の中でサロン化してはいなかったか、と自問。

確かに居心地はいい。著名な作家に会う機会も多く、ちょっと気分もいい。こういうふうに、出版関係者ともお近づきになれる。
いやいや、でもそれで満足している人なんて、うちの教室には誰一人いなかろう。
そんなぬるま湯的なものなら、早いこと解散してしまった方がよっぽどいい。
やはり、出たい。なにがなんでも世に出たい!!
そのための足がかり。
いずれ、昨日いただいた編集者さんの名刺を活躍させるのだ!!

「作家とは情熱だ。それを失ったなら、さっさと見切りをつけて他の仕事をした方がいい」
とは、先生のお言葉。
たまにくじけそうになる情熱だけど、それでもぶすぶすくすぶって、気づくとまた業火になっている。
その火ですべてを舐めつくしてやる。

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コメント & トラックバック

編集者が20人以上?!
ぐ、ぐ、ぐやし〜
オイラも行きたかったぞ〜!
でも、仕事柄、月末日には、絶対に休みは取れないからなあ……。
幹事たるもの、ちゃんと議事録作って、そこに名刺のコピーを貼って、みんなに回覧するように! フン。

>じい
悔しかろう、悔しかろう。
まともに仕事している人には不利な日程やったよね。
みんな、半休取ったりとか「町田で打ち合わせ」と無理なうそをついて出てきたりとか、大変そうでした。
とりあえず名刺はまぁ、個人情報だから私の名刺ホルダーに丁重に保存しておきますわ♪
またいつかこういう機会があるカモしれないから、その時はゼヒ!

はい、私もIさんの「サロン」という言葉に、ズシンときました。じつは、血の気が引いた。
外部から、ちょっとでもそんなふうに見られるとイヤだな、という気持ちが自分の中にあったからだと思う。
けど、同志のみんなはゲロ吐くくらい必死にやってる。
もっともっと精進します。うん!

>momojiri姉さん
おっ。書き込みできたんですね!
ええ。ちょっとズシリ、でしたね。
自分たちは一生懸命でも、外からだとそう見えることもあるかもしれない、と己を振り返ってしまいました。
んでも、やっぱり趣味や暇つぶしでやってるわけじゃないから!
ゲロ、吐きまくりましょう。ダイエットにもなるぞ!

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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