テキスト原稿の締め切り間近、ゆえに小説書かにゃあならんので、せっかくのお休みでこんなにいいお天気なのに、部屋に引きこもってます。
お腹がぐーぐー言ってちっとも創作に集中できんからゴハンを作ろうと思い立ち、シチューがいいな、どうせなら作り置きしとこうと冷蔵庫を見れば、他の材料はあるのだがジャガイモがラスト一個。
向かいの八百屋さんに行きました。
ここのおっちゃんは、おばちゃんがいない時に行くと必ず何かオマケしてくれます。
機嫌のいい時は100円のネギを買っただけなのに300円の干しいもをつけるという大盤振る舞いをしちゃうので、おばちゃん気が気じゃないだろう。
おっちゃんはひとりごとを言うようにブツブツしゃべる人だ。
ブツブツとオマケを物色する。
「バナナ食うか、バナナ。まだ青いな。大丈夫かな。まぁいいや。すっぱいの食うか、すっぱいの。好きだろ、すっぱいの」
と、バナナと甘夏を袋に入れてくれました。
「わぁい。ありがとう」
「しっかし、あったかくなったなぁ」
「うん、いいお天気になりましたね」
「え、何だって?」
「いいお天気ですね、って」
「だな。ホントにな」
こうやってお店の人と会話できるのっていいよな。
スーパーだと「ポイントカードお持ちですか」「ないです」くらいしか、交わさないもんな。
近所の小学生も、学校帰りに通りかかると「ただいまー」と挨拶して行く。
採算取れてるのかどうかよく分からない八百屋さんだけど、こういうの、なくならないでほしいよな。
オマケありがと、おっちゃん。
でも、いつも大事なことが言えなくて、ごめんね。
今日もズボンのチャック、半分上がりきってなかったよ……。
高校のとき、ある交差点で赤信号を待つため一人でいると、
同じように待っていた女子高生の二人連れが、
ぼそぼそっと……。
「こういうときは、どういえばいいのかな」
「涼しいでしょうなんかどう?」
「うん、そうか。みえてますよーは?」
「それじゃあ、ちょっとね」
青に変わって、歩いているときに、その意味がわかりました。
きっと、白いブリーフが、
黒の学生ズボンから見えていたんだな。
ブラックジャケットに、白のポケットチーフならいいのだけど。
> somulier さん
まぶしい白のブリーフですか。いいですねぇ。
最近ではパンツ出してる学生なんて珍しくもないけれど、白ブリーフだったらかえって新鮮でいいかも♪
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