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「小説宝石」4月号(光文社刊)に私の短編が載っております。

毎月22日発売だけど、今月は連休のせいで前倒しになったようで、もう発売されているそう。

先ほど実家の父から、「もう買ったで」とメールが来ました。

今月発売としか伝えていなかったのに、素早い!

 

左の、雷門と小池栄子さんが目印です。

 

 

今月号は、官能小説特集。

篠田節子さん、神崎京介さん、大道珠貴さん、小池昌代さん、子母澤類さん、沼田まほかるさん、というそうそうたる作家陣の末席に加えていただきました。

ありがたや、ありがたや。

今回は寄生虫のようなキモチワルイものが出てきたりしません。ご安心を。

タイトルは、「指戯」。わぁ、いかにも!

ベテラン作家さんの素晴らしい作品を読むついでに、坂井希久子の「指戯」もチラリと見ていただければ幸いであります。

え、本屋が近くにない?

大丈夫、アマゾンでももちろん発売されてますって♪

 

掲載予定が前後して、なんとこれが受賞後第一作になってしまいましたが、「オール讀物」のほうも作品自体は出来上がっているので、近いうちに載せていただけることでしょう。

「指戯」とはかなり毛色の違った作品です。こちらも乞うご期待!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント & トラックバック

受賞後初掲載、おめでとうございます!!!
はいはい、買ってきました『小説宝石』。表紙のど真ん中に「官能」と大書してあったけど、なんの。
「指戯」、切ない官能ですね。あん。
主人公・真理の「あと、三ミリ右」というせりふ、利いてた! わたくしめも言ってみたい。が、言う場面あるのか?
オールも楽しみにしています!

「もう買ったで」と、お父さまのメール。
何気なさを装っていらっしゃるはずだ。
ご自分のサオ一本でつくった愛娘の掲載誌。
今日か今かと待ちわびて書店へ向かう姿が偲ばれる。
「アイツまたやりおった‥‥」
手に取った時の満足感にも似た自慢げなお顔。
すぐさま踵を返して店を出る。》おい!それじゃ、万引きだろ!
お父さまがちゃんと
お金を払ったかどうかは知らない。

kiku先生 拝読しました!
小生はまったくの読者の立場ですから、小説の手法などわからないのですが、特にシュレッダー、猫、最後の顛末が、本当に上手い!って思いました。
創作のプロセスには、読者にははかり知れない大変なご苦労があるんだろうなって思いますが、よかったです。そして面白かったです。 
オール讀物の次回作も楽しみにさせていただきます。kazu

>momojiri姉さん
さっそく読んでくださってありがとう!
ええ、表紙も背中も「官能」と大書ですよ。でも小池栄子さんは観光客っぽくピースサイン。
ところで「あん」とか言わないの~。ドッキリするでしょう、もう~。
姉さんはお色気がほわぁ~んと漂っている人だから(「ムンムン」みたいに節操ない感じじゃないんです)、いっくらでも言う場面あるでしょう。三ミリ右、使ってください。

>キーモさん
払ってます、払ってますから! たぶん……。
ウチの父は「宝石」のみならず、毎週夕刊フジで連載している女王様コラムも楽しみに読んでくれているみたいですよ。「こんなヤツ、ホンマにおるんか?」とメールが来ます。さすがにちょっと複雑なんでしょうねぇ。
可愛い父ですよ。「宝物が増えた」と言いながら掲載誌を買ってくれてます。

>kazuさん
さっそく読んでくださってありがとう。
はかり知れないほどの苦労なんて、そんなにありませんよ。何にも考えずに書く人ですから。
新居の周りは野良猫が多くて、ちょうど「ニャーギャー」と騒がしい時期だったので、猫の発情を使いたいなぁ、と思ったところからああなりました。
さてさて、次々書いていかねば。頑張ります。

『小説宝石』買いました!
僕にはわからない感情の機微?がきっと本文にはたくさんあったと思います。
でも、おもしろかったです。
プロのすごみを感じました。
次の掲載誌も、ワクワクしながら買いにいくと思います(笑)
応援しています。

> ケータローさん
読んでくださってありがとうございます。
プロのすごみ……あったかしら。将来本当に、すごみまくりのぶっとい作家になりたいものです。
頑張ります!

現役風俗嬢の官能小説は読み応えありそうですね。
夕刊フジでやっている風俗コラムも順調ですね。
池袋のお店にも遊びに行きたいと思っています。

>マサさん
風俗と言ってもSMなので、あなたがドMでない限り何も面白いことはないと思いますが、その点大丈夫ですか?
問題なければお越しください。ビシバシ可愛がって差し上げます♪

kikuさん、こんにちは^^
バタバタしていて読むのが遅くなりました! で、じっくりと読ませて戴きましたよ^^
いつもながらに、きびきびとしたセンスの良い文章で、とにかくツボをしっかりと押さえてくれちゃって巧いです(笑)それも心地良い巧さです(ヨイショとちゃいますよ)。
言葉のチョイスに気を使われていることも、メチャクチャ伝わってきました。
・「寒い日の缶コーヒーみたいに、ポケットに入れていつまでも握りしめていたくなる(指)」以降つづく三十行ほどの文章。
・「四回目の火曜日」の浴槽の中での描写。
・「あと三ミリ右」
・「女にも抱きしめたい時がある」と、それに纏わる話。
・「樹はサインを読み違えなかった」
・「いつ温かいその指を冷たく感じるほど……冷たいままの指がみしりと肉を裂く。温度差で……」
・「穴を掘ってでも言いたくなってしまう」以下の会話。
・「長時間寝続けられるだけの体力が、自分にはもうないのだろう」
↑が、印象に残ったところです。
着地もお見事でしたし、性的な描写も清潔にすら感じられるくらいにコントロールされていましたね。
でも……、でもです。
勇吾をもうちょい利用できなかったかな? とも思いました。まあ、これは好みの範疇かもしれませんが、彼にもタイトルの意味合いを付加してもらえたら読者としては嬉しかったです^^

本日、書店にて購入しました。
レジの女性が余りにも可愛かったためか、表紙の「官能」という文字に小心者の私はすっかり気後れなんかしてしまいまして、
ついつい目の前にあった志水○夫「ラストラン」、浅田次郎「ま、いっか」を手に取り、いかにも「僕は読書が好きなんです」という万全の意思表示をしたつもりでございました。
にも関わらず、勢いで「週刊プ○イボーイ」出来心で「SМス○イパー」も同時に購入してしまっったのは痛恨の極みです。
エロ小説と勘違いしていたので少々拍子抜けをしてしまいましたが、そこはそれ。
うっかり電車の中で興奮してしまい、己に「指戯」を施す破目にならずにすんだと考えればkikuさんの優しい心遣いが見えてまいります(嘘)
個人的には「は、セックスしたい」「や」の「は」と「や」が
凄く新鮮でした。
次回作も期待しています。
サカイ節をうならせてください!

>コウさん
長文コメントありがとうございます。
本当にじっくりと読んでくださったのだなぁと、感激しております。
勇吾が残念でしたか。なるほど。私も彼の愚かさ加減が憎めなくってなんだか可愛くすら思えるようになってきたので、もうちょっと使ってやってもよかったかなぁ、とは思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

>悶次郎さん
エロ小説だなんて誰も言ってなぁ~いっ。
でも、公然猥褻行為を未然に防げたようで何よりです。
「SMス〇イパー」のほうでやっていませんように。
>個人的には「は、セックスしたい」「や」の「は」と「や」が凄く新鮮でした。
 ↑
意味が分かりませんでした……。

「普通分かるだろ、それくらい!」などと
思わずパソコンの前で吠えてみたりしましたが
よくよく読み返してみれば、なるほど・・・
あれでは確かに意味が分からない
失礼しました
「は、セックスしたい」の一文において
「は~」とか「は~っ」ではなく
 シンプルに「は」
これが気にいってしまったという事なのですが、今度は上手く伝えることが出来たでしょうか?
伝われば幸いです
雷門よりも小池栄子よりも愛してる(ハァト

>悶次郎さん
ああ、なるほど。どういう意味だったのか気になって夜も眠れなかったので(嘘)、解決してスッキリです。
私は小池栄子さんの胸がほしいです。

坂井さんの作品読ませて頂きました。
単純にすごいなと思いましたよ。
こういった雑誌を、自分の足で本屋までむかい購入したのははじめてです。これをキッカケに、自分には無かったジャンルにも目を向けてみるのもいいんじゃないかと思いました。
応援してます。がんばって下さい。

>サイモングレイシーさん
いやいや、まだまだです。もっと高みを目指していかねば。
でも読んでくださってありがとうございます。
小説誌って、いろんな作家さんの作品に触れられるから楽しいですよね。いっぱい読んでください。
ではこちらは単行本に向けてがんばりまーす。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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