七夕でした。

ネギ塩ダレ肉野菜蒸し(こないだ「キッチンでショウ」でやっていた)を作ろうとスーパーへ買い物に行くと、お決まりのプラッチックの笹があったので、ついお願いごとを書いてしまいました。

まぁ今の時期の私のお願いごとといえばアレしかないでしょう。

「本が売れますように」

おねげぇします、お星さま。

 

そういうところに飾ってある笹飾りの、他人のお願いごとを読むのが好きです。

神社の絵馬なんかもつい読んでしまう。

だって面白いんだもの。とくに子供のお願いごと。

昔、近所の保育園に飾ってあった笹飾りの短冊に、

「おもちがお腹いっぱい食べられますように ひろゆき」

というのがあって、めちゃめちゃ可愛かった。

 

さてさて、今日の短冊にはどんなものが書いてあるかな。

最近の子供といっても、「ゲームがほしい」みたいな現金なのは案外ないんだな。

ああ、それはクリスマスにお願いすることだからか。

「おじいちゃんの手術がうまくいきますように」

泣かせるじゃないか、みずほちゃん。

「ずっと達者でポックリと。家族全員健康に」

どこのじいちゃんだ。たしかに元気に長生きしてある日いきなりポクッて逝くのが理想の死に方かもしらんが、家族の健康を祈るなら「ポックリ」まで書かなくっていいって。

「しゅんくんとずーっと一緒にいられますように(ハート)」

若い女の子が書いたのかと思ったら違った。名前のところに、「ママ」って書いてある……子離れしなさい!

「うでがまっすぐになりますように」

りょうたくーん! アナタの腕にいったい何があったの!!! まっすぐになるといいね!

 

ほのぼのしたの、荒唐無稽なの、ちょっと引いちゃうようなの。

たくさんのお願いごとを抱えて、今年もプラッチックの笹は重く垂れさがる。

 

コメント & トラックバック

そういえば、七夕でしたね。
7月7日だから、晴れてたのかなぁ。
会社にこもりっきりなので、あまり関係はないですが、
それでも出退勤中に笹の葉を見かけなかったな・・・
もう、願い事なんてないのかな?
私はある!
私が願い事書くとすれば・・・
「kikuさんが印税でガッチリ!(パクリ)」
か、
「近所に吉野家を」
です。

もう一回くらい、結婚できますように…なむなむ

子供たちが浴衣を着て、
「ろうそく一本くださいなー!くれなきゃかっちゃくぞ!おまけにくいつくぞ!♪♪♪」
って各家の玄関で叫んで廻ると、
「はい、ご苦労さん!」
と大人たちは肩からたすき掛けした袋にお菓子を入れてあげるのです。
七夕の夕刻。子供たちが5、6人の列をなして歩く姿はここ何年も見られなくなりました。少子化からでしょうか、それとも、町内の隣近所の希薄さからなのでしょうか?
ワタシの子供時分は袋一杯になったお菓子を家で食べるのが七夕の夜の習慣でした。
ちなみに“かっちゃく”とは方言でひっかくという意味です。

あはは。
思わず笑ろてもたわ(^^
なんてかわいいんでしょ♪
今度機会があったら、私も読んでみよ~っと☆

>つきいちさん
私のことまで祈ってくださってありがとうございます。
近所に吉野家? そっかー、男性には必需品なのですね。私もたまにゃ行きますが。
ところで、関東の吉野家は関西よりも少しだけ味が濃い気がします。特に渋谷の道玄坂のは、醤油からい。
地域によって味を変えてるんでしょうかね。

〉ひろゆきさん
なむなむ。
結婚……したいようにはとても見えませんけど……。

〉キーモさん
北海道にはそういう風習があったのですか。ハロウィンみたい。
東北出身の友人(二十代半ば)も、子供のころは猪子祭りがまだ生き残っていて各戸を訪問して回ったと話していました。いじわるなおじさんに「うるせー。くんなお前ら」と追い返されたりもしたらしいですが。
昔は日本各地にそういう風習が見られたのでしょうけどね。今は……お隣さんが誰かも知らないもの。できませんよね。

〉めいく
うん、読んでごらん。面白いから。絵馬もハマるよ~。
でも人のお願い事で楽しんでたら罰当たったりしないかなー。

罰、当たりますよ
バッチバチと・・・・
書いた人の願いを叶える為に、
読んだ人の幸せが吸い取られるという話を昔どこかで聞きました
お気をつけくださいまし

kazuです。
七夕、、「Kiku先生の本が、早く出ますように。たくさん売れますように、、」ってお祈りしてました。
発売は7月下旬でしょうか、、、楽しみに待ってます。

> 悶次郎さん
えっ。そうなの? そんな呪い的なものがあったんですか、アレ。
まぁいいや。多少吸い取られても私は充分幸せだから(脳がね)。
だからやっぱり読んじゃいます。

〉kazuさん
いやぁ。ありがとうございます!
でも今日みたいに暑いと、みんな本なんて読んでくれないんじゃないかなーと、弱気になってみたり。
それでも今月中に出ますよ。ドキドキです。

ああ、そうそう。北海道の本当の七夕は8月ですから。風習は7月にやっていましたが、それも北海道の地方地方で違うのかもしれません。なんたってこの土地のほとんどは本州からの移民ですからね。札幌の近くにある北広島市(旧広島町)は広島県の方々がつくった町。道南には福島町もありますし、伊達市は仙台の伊達藩が入った町。甲子園を騒がせた苫小牧市の沼ノ端という地区は青森の方が多く津軽三味線が盛んです。
関西の影響もありますよ。松前町はその昔大阪からの船が入り一部関西の言葉が残っています。

なにがおもしろいって、kikuちゃんのツッコミがいちばんおもしろいじゃないのよさ(ピノコ風)。
本は何日発売? タイトルは?
っていうのは、まだ非公開なのかな。
amazonでは、まだ予約受付もしてないね。

七夕か〜!実家が平塚なのでこの時期はなぜかワクワクします。
私も今月、自分が作成したキャラクターが発表されるので、短冊にお願いしよ〜と「キャラクターが売れます様に」!!遅いか?

>キーモさん
そうか。いろんな地方の文化、風習が入りこんでいますもんね。もしかしたら本州では消滅してしまった風習を守り継いでいる地域もあるかもしれませんね。
ところでこちらはもう梅雨明けでひたすら暑うございます。北海道の夏は、爽やかそうでいいなぁ。

〉るりさん
あっちょんぶりけ。
本の発売日は……明日編集者に会うので聞いておきます。(知らんってどういうこと!)
タイトルは、非公開ではないはず。だって、本屋さんに置いてある発刊予定の冊子に書いてあったって、レイナさんが言うてたもん。
「コイカツ」と、いいます。
……ちなみにタイトルと中身はあんまり関係ないです。

〉むぎここさん
おおっ。何のキャラクターか聞くと差し支えがあるかもしれませんね。おめでとうございます。
言っといてくれたら、短冊に書き足しといておいたのに。「むぎここさんのキャラクターもバカ売れで!」って。
平塚の七夕祭り、さほど遠くないのだから一度見に行ってみようと思います。来年は、「直木賞が取れますように」と、身の程知らずなお願いをしてこようかしら。

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坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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