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本日11日、光文社文庫より「崖っぷちの鞠子」発売です!

                     

 6人の女性を主人公とした短編集。

 現在を生きる女性の渇望感やら焦燥感やら、なにやら満たされない気持ち、

 そういうものをテーマにお送りいたします。

 

 以下、光文社のサイトより。

 

 ウェブデザイナーの鞠子は不倫相手だった元上司と再会。精算した関係なのに「この男の子供がほしい」

 という衝動に駆られ……。(表題作) 家出中の人妻、 美佐が転がり込んだのは7歳年下の女の家。

 二人の関係を夫は知らない。(「肌恋い」)

 仕事も家庭も恋も手に入れ、それでも心と体がなにかを渇望する現代女性のぎりぎりの思いを、優しく官

 能的に描き出す恋愛短編集。

 

そしてナント! 解説が小池真理子さん!

「秘めやかな蜜の味」のときの篠田節子さんといい、解説ばかりが立派じゃありゃしませんか、

という声も聞こえますが、

ハイ、解説だけが立派です!

小池さんには初対面でハレンチなことをしでかしてしまい、それがしっかりと書かれております……。

でもね、まなざしが温かいんですよ。

ステキな人だなぁと、改めて思いました。

こんなペーペーの本に素晴らしい解説をいただき、ありがとうございます。

表紙はインパクトのある池田ハルさんのイラスト。

本屋さんでも目立つはず!

みなさま、よろしくお願いいたします。

 

「週刊読書人」9月28日号に、伏見憲明さん著『百年の憂鬱』(ポット出版)

の書評を書かせていただきました。

一面は冲方丁さんのロングインタビューとなっております。

ようやく涼しくなってまいりました。

9月に入ってから、「残暑、残暑」と世間様は騒いでおりましたが、

あんなものは残暑ではない。真夏だ!

と、声を大にして言いたい。

でも先人の言葉はすごいもので、「寒さ暑さも彼岸まで」、至言ですね。

さてさて、それでは読書の秋にオススメの一冊を。

「迷子の大人」坂井希久子著 (実業之日本社)

 ええ、そうです。私の本ですが?

 オススメですよ。そりゃもう、心の底からオススメですよ!

 文芸誌「紡」に連載されていたものが一冊になりました。

 都会で恋と仕事に疑問を持ちつつ生きているアラサー女子「梓」が、

 ふとした思いつきで特急「あずさ」に乗って一人旅をするお話です。

 さんざん迷子になった末に、彼女が導き出した答えとは。

 伊那市高遠町の穏やかな風景に包まれてできた物語です。

 夏の暑さにお疲れの脳に、栄養を!

タイトル通りです。

先日出版されました、「泣いたらアカンで通天閣」がラジオドラマになって放送されます!

しかもしかも、関西人なら誰もが知っているMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」にて!!!!

6月11日(月)~6月15日(金)の5日間

am.10時10分ごろ~10時20分ごろ(生放送ゆえ多少の変動あり)

このお話をいただいたとき、「うそん。浜村淳さんがゲンコのセリフとか読んでくれはるのん???」とテンション上がりまくりの私に対し、担当さん(神奈川出身)は「へぇ~。やっぱり有名な番組なんですねぇ」と、温度差のハンパないこと。

有名に決まってますがな。

浜村淳さん、ほとんど神の域ですがな。

関西出身の友人に自慢すると、「ぎゃー。マジで? すっごいやん!」と、いい反応が返ってきました。

残念ながら関東では聴けないみたいです。

ストリーム配信あるやん! と思いきや、8時~9時の放送分だけだし、

radikoもあるやん! と思いきや、MBSは近畿2府四県でしか聴けないみたい……。

webで聴くよ~と張り切ってくれた関東在住の友人たちよ、ゴメンナサイ。

ほかに聴く手立てを見つけたら教えてください。

そして関西在住のみなさま、家事の合間や車の中、なんならお仕事を十分だけサボってお聴きくさださいましー。

 そうだそうだ、単行本告知だけじゃなかった。

 今月15日に発売されました「Jノベル6月号」に、拙作の官能短編

 「胡蝶の夢 恋の淵   延命の湯」

 が掲載されております。

 なんと、森村師匠の特集号に載ってしまったぁーっ。

 素晴らしい特集です。

 今すぐ本屋さんへGO!

坂井希久子

2008年オール讀物新人賞受賞。小説家の端くれのそのまた端くれ。
翼広げて大空にはばたくぞ! と言いつつ、まだたまごには「ひび」くらいしか入っておりません。
それでも、小説が好き。あと、着物も好き。
どちらも奥が深いことでございます。
死ぬまでには、真髄にちょこっとばかし触れたいな。

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